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Posted by ミリタリーブログ  at 

2013年07月31日

アイカツ!

私たちの熱いアイドルカツドウ!よろしくフヒッヒ!

いやーアイカツ楽しいですね、女児向けアニメと侮っていました。時々展開が明らかに気が狂っており、特にクリスマス回は完全に脳がねじきれているのでお勧めしたいです。

そんな訳でアイカツ!グッズを作る事にしました。

AN/PAC-15H アイカツストロボです。 (画像クリックで告知ページへリンク)

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Posted by EXCEL  at 14:33Comments(3)ナイトビジョン

2013年01月13日

レプPVS14(その1)

あけましておめでとうございますー、そしてコミケ参加された方々お疲れ様でした。今回はガルパン人気で戦車がアツかったのか、サークル前で大行列作ってしまって申し訳ありませんでした。スタッフの方にも頭上がりません…。

両方とも書店委託分もすぐになくなってしまったので、今増刷分がショップ(メロンブックスさまとらのあなさま)には並んでると思われます。もしよろしければ何卒です~。

いつもの事なんですけど自分の所のサークルはエロを描くとむしろ売れなくてミリタリー系描いてた方が行列ができるので世の中どうなってるんだろうと思います(ノ∀`)


さて、最近NVクラスタの間でちょっと話題になっていた、稼働するレプリカAN/PVS-14。早速私も買ってみました。最近は急速に値下がりして2万円を切ってるケースもあるようなので、興味を持たれてる方も多いかと思います。

一応実機との比較も載せたいとは思います。ただすいません…レプリカはD型なんですが、私は今A2型しか持ってません。そんな訳で厳密にはハウジングなど形が違うのですがどうかご容赦を。

あ、先に個人的感想で言えば「買い」です。玩具として面白いですし、性能はトイザらすのアイクロップスなどよりずっと高いです(主に解像度などが)。IR照射無しモードでも使えますし、通常のナイトゲーム程度の暗さならライフルマウントの暗視装置として普通に運用可能と思われます。という訳で知り合いらに薦めまくっている所です。なんか接眼側にゴミ入ってたりとかそういう悲しい個体もいるそうなので実機確認してから買った方がいいかもしれませんが…。イスラエル製とかの訳のわからん第一世代暗視装置よりは使えます。視界の歪みもないですしね。  » 続きを読む


Posted by EXCEL  at 14:31Comments(6)ナイトビジョン

2012年09月30日

NV機種変

お久しぶりデスウ…(ヽ'ω`) 夏コミ以降腑抜けと化しています。


えー前回記事で書きましたパンター戦車開発本、「PANTHER DETAILS」ですが、当日は無事完売、今は委託販売中ですー、とらのあなさんはもうほとんど売切れで残っているのはメロンブックスさんCOMIC ZINさんですかね、もしよろしければ何卒ー(´∀`)

ちなみに本はアキバブログさんなんかでも取り上げてもらったのですが、海外サイトでも一部ニュースにして下さいました。

海外ニュースサイトも記事に対してコメントを付ける機能があるのですが、ニュース元が「プロモ映像にハーケンクロイス入ってるから注意してね」って言ってるのに「気にし過ぎ!」ってユダヤ系アメリカ人の方からコメントついてたり、この辺りの空気感はちょっと興味深かったです。プロモ映像をYoutubeなどの動画サイトに転載されてる型も最初だけは削ったり、そのままだったり…やっぱり人によるみたいですね。

さて、それはともかく暗視装置を機種変しました(携帯電話か)

D型からA2型にしました。  » 続きを読む


Posted by EXCEL  at 09:55Comments(2)ナイトビジョン

2011年05月12日

FLIRジムニ


さて、GWも過ぎ去ってしまいました…あっという間だった。ブラックホールにも行かず、即売会に明け暮れていた気がします(^p^)全然ミリタリーなことやってないなあ。

という訳で連休開けて多少手が空いた隙を見てジムニーの屋根にFLIRをつけてみたりしました。

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Posted by EXCEL  at 20:51Comments(5)ナイトビジョン

2011年02月07日

サーマルビジョン(2台目)


一条あかり。pixivでは古い絵と一緒にさらす企画でしたがそっちまで入れると正に死にたくなるので堪忍やで…。

さて,最近イカ娘フラッシュハイダーのことばっか書いてたので別のことも書きます。あ,一応まだ予約受付はやってるそうです!まあ同人ハイダー(?)としてはアホみたいな数生産しましたからね…。

新しい科学の目を入手しました。「またかよ!」とか「イカ娘フラッシュハイダーで1XX万使ったんじゃないのかよ!」とか言われそうですけど,NVは別腹って古くから言われてますもんね…だから買います(^p^)

今回のは320*240の非冷却サーマルイメージャーです。
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Posted by EXCEL  at 00:07Comments(2)ナイトビジョン

2010年08月18日

暗視天体観測


ミリブロの皆さんにはあまり関係ないのですが,萌え豚的には夏の風物詩的なイベントも無事終了しました。お越し頂いた皆さん,ありがとうございました!オフセット本についてはメロンブックス様に委託して頂いていますー。今回はミリタリネタな本があんまなくて申し訳ありませんでした(´Д`; 

コピー本にほんのちょっと描いたくらいかな…。


まあでも,コミケは別に成人向け同人誌の祭典ではないので,ミリタリーネタも非常に面白い本が沢山あるのですよ。今回も風虎通信の本(※宇宙開発技術関連の非常に濃い書籍を出版されているサークル。執筆者には実際に宇宙機のエンジニアをされている方がいる)などを買ってほくほくしながら読んでいた次第。

さて,それはさておき,私はコミケ3日目(8/15)参加だったのですが,実はコミケ1日目(8/13)はペルセウス座流星群のピークだったので,天体観測に行きました。  » 続きを読む


Posted by EXCEL  at 21:42Comments(0)ナイトビジョン

2010年07月09日

サーマルサイト(続き)


さて,焦点調整の方法は分かったので引き続きバラします。

レンズを無事除去できました,これがまた大変で…ネジを全部外したら,結局隙間にマイナスドライバを突っ込んで傷つけないようにコツコツと振動を与えて外すしかありません。  » 続きを読む


Posted by EXCEL  at 23:17Comments(4)ナイトビジョン

2010年07月04日

サーマルカメラ分解


前回日記で描いた雷刃の襲撃者本は無事売り切れましたー,ありがとうございました(´∀`


前々から時々サバゲなどで使ってるキャデラック用のサーマルビジョンですが,今ひとつフォーカスが甘いのが気になっていまして。感度があんま高くないのはまあ古いから仕方ないとは思うんですが…という訳で分解してみました。バラすだけで結構骨だった…。ジャンクで調達した方などいましたら参考用ということで。  » 続きを読む


Posted by EXCEL  at 09:25Comments(4)ナイトビジョン

2009年10月05日

赤外線暗視装置


 HDD漁ってたら大学の頃のすんごい古い絵が出てきた('A`) 恥ずかしいけどネタないし貼っちゃう!ガリルARMはFTCの持ってますがバイポッドホルダーが亜鉛製でとてもコーラの栓抜きに使えそうにありません('A`)

 ちなみに大学・大学院時代の漫研は、私が居た頃は

大学の池でグレナダ侵攻的な事をやってみたり


文化祭で夜の校舎を(勝手に)貸しきってサバイバーショット大会を開催したり(※ブレンガンのマガジン内部にサバイバーショットのユニットを搭載し、発光部をバレル下にマウントして、トリガー連動で発射するように改造してあります。構内で振り回す重さじゃありませんでした。汗だく。)

 ろくでもない事しかしないマジキチ部として存在していましたが、なんか今は割りと真面目に絵を描く部活に成り上がったそうです。嬉しいようなちょっと残念なような。部に居た頃真面目に絵描けーって言ってたヤツに限って、殆ど絵描かなくなってるよね…本当に描くヤツは言わなくても描くからね…。

閑話休題。

 さて、今回は所謂ミリブロガーから楽勝で無視されそうなネタです(笑)新しいナイトビジョンが届いたよ!

 コンテナでけぇ!これがたった一つの個人装備のコンテナとはとても思えません。


 という訳で到着したのはこれです。装備名称を「Sniper Scope Infrared Set No1, 20000Volts」(通称M3スナイパースコープ)と言います。米軍極初期の個人携行用赤外線暗視装置システムです。


 転載失礼します。元祖は旧ドイツ軍が大戦末期に実戦投入したZG1229"ヴァンパイア"ナイトビジョンになるようです。

 大戦末期のドイツ軍は夜間行動が多くなり各種ナイトビジョンを開発して実戦投入しました。スコープ上部に肉眼では見えない赤外線サーチライトを搭載し、この反射光の強弱をグリーンの蛍光の強弱に変換しています。

 ただ、「ヴァンパイアがM3スナイパースコープのベースになった論」は単なる機器構成から判断した風評の可能性もあります。この手合いのエピソードって知ったかぶりして軽々しく語ると赤っ恥かくことも多々あります。ちょっと前まで「AK47はMP44のコピーだ」なんて論がまことしやかに語られていましたし…。


 こいつが取り付けられていたM3カービンの生産数は2100丁程度だそうです。これはFG42初期型の生産数と同程度ですね。赤外線暗視装置本体はおよそ20000セット製造されたようです。PVS-14とかの生産数と比較すると桁が2つほど少ないですが、当時はそれくらい特別な装備だったんでしょうね。朝鮮戦争で実戦投入されました。


 1951年製のプレートがついてます。朝鮮戦争の真っ最中ですな。

 ドイツ軍の使用例もありますし、北朝鮮の歩兵や人民解放軍の義勇兵の当時の歩兵用装備を考えると大活躍しそうですが、実際には全体で14kg以上と重たすぎることもあって、相当しんどかったでしょうね。でも結局60年ちょいくらいまで配備され続けました。 まあ実際郵便局のおっちゃんがドア開けた瞬間「すっごい重いよコレ…!」って訴えてました。重いと思いますよ…トイテックのミニガンと重量大して変わらないし…。




 コンテナはスコープ本体、バッテリー、昇圧回路などなど。今回入手したのは欠品有りで、ゴム引きのキャリアケースや、レティクルプロジェクター(※このモデルはレティクルを対物レンズ側に外付けして投影しています)などがないのです。無念。特にキャリングバッグ欲しかったなあ。アレがあれば朝鮮戦争コスプレとかが出来るのに・・・(´・ω・`)


 6V、24Ahの巨大バッテリーはタグ付新品ですが、未使用のまま干ばつ状態になってます/(^o^)\ナンテコッタ
 まあ時代を考えると当然ですか・・・。 中身以外のコンディションは素晴らしいです。


 こっちがコンデンサーユニット。6Vのバッテリーを20000Vに昇圧しています。


 かなり重量があるので、スイッチ兼用のバーチカル・フォアグリップが付属します。おお、なんか近代カービンみたいです・・・。ミリブロではM4カービンはもう大人気というか話題の中心くらいの勢いなんですが、前身に当たる(といっても全く関係性はなくて、型番上の一つ前ってだけですが…)M3カービンはかなり空気状態なんですよね。そんな訳でM3カービンがM3カービンたる装備のM3スナイパースコープを掲載してみました。


 ちなみにこのSniper Scope Infraredの後に、M14ライフルが採用されるようになるとAN/PAS-4ウェポンサイトというアクティブ式赤外線暗視装置が登場します。ここでようやく「P○S-XX」の個人装備型番が登場する訳ですね。ただし、64年には第一世代のスターライトスコープ(微光増幅式暗視装置)が登場して、順次交換されていきます。

 スターライトスコープは「PVS-XX」の型番が与えられて、赤外線暗視装置の「PAS-XX」はあんましなかったのですが、最近はサーマルビジョン(遠赤外線暗視装置)が発達して個人装備レベルまで小型化されたので、「PAS-13」などのサーマルビジョンとして、呼称が復活してます。型式は同様ですが原理から技術レベルから、何から何まで別物です。

 しかしまあ、これって10kg近い電池背負って視界は最大125m、稼働時間も20時間程度(かな?タグを見ると)ですが、今のPVS-14なら単三電池1本か2本で最大視認距離は月か星の明かりがあれば地平線まで、稼働時間40時間以上ですからねえ。アメリカの戦争にかける情熱は凄いなあと思った次第です。

 さて、これで私の手元に アクティブ式、Gen1、Gen1・3ステージ管、Gen3、サーマルビジョンがそろいましたよっ(・∀・ 眼鏡っ娘本のネタは大体そろったかな。

 あとは第二世代スターライトスコープだよなー、はあ…多摩川の女神様とかなんでもいいからPVS-4か1PN-58くれないかな…。  


Posted by EXCEL  at 00:01Comments(5)ナイトビジョン

2009年09月08日

夜戦_サーマルビジョン試験投入


 という訳でデザートユニオンの夜戦定例会に参加して参りましたー、参加者の方々お疲れ様でした。迷子になって遅刻してすいません(つД∩ PSPナビに座標ぶちこんだら「そんな道はねえ」って言われましたよ…。U-boxには行った事があったのですが、あそこから更に奥とは知りませんでした。

 さて、前回日記で触れた通りサーマルビジョンを投入してきました。


(クリックでwmv動画リンクです)
 うおー、サーマルビジョンなんかすげー!Youtubeとかに上がってるヘリコプターとかの動画みたいですね、なんか。画質が荒すぎてリアルなんだかリアルじゃないんだか訳わかんなくなってるのもポイント高いです(いいのかそれで)

 デザートユニオンはだだっぴろいフィールドに小さな盛り土状の丘が点在しているような地形なので、サーマルビジョンはかなり有効でした。セーフティエリアから見下ろした場合には、視界が通っていればフィールド全域の人間の場所を識別可能です。実際にフィールド内で使用する場合も、ブッシュ沿いに物陰に入って廻り込もうとする敵チームのプレイヤーを見つけて、そこに向かって発光BB弾を撃って目標指示をする、みたいな使い方ができました。というか開始前に闇に紛れて布陣を調整する敵チームもどこに何人いるかほとんど丸見えになるので味方からも「汚ねえ」「科学って嫌だよね」「おーこわこわ」などと非難される勢いでした('A`)


 実際は液晶が光りまくるので即撃ち殺される事が多かったです/(^o^)\ナンテコッタイ 汚物扱いだわ弱いわで救いが無さ過ぎる…。まあ装備品の技術とサバイバルゲームの強さというのは全くもって比例関係にあるものではないという事が如実に現れました。ダメすぎる。

 そもそも車載用なのと、物自体が結構古い(PVS-14より少し若い程度?)なので画質などはガッカリ無念といった感じですが、見てるとどうして俺にはCoD4のような25mmガトリングガンやボフォース40mmが装備されていないのだろうとセーフティエリアから不思議な気分になる程度にはいい感じでした。

 しかしフィールド内のドラム缶は何故下半分だけ暖かくなっているのだろうか…謎です。


 今回は
ぶき:
 マルイM4 SOPMOD(新型)
 ARES CheyTac M200
 WE FN SCAR
 WA M4A1

ふく:
 EAGLE MAR-CIRAS
 CRYE  マルチカム/コンバットタイプ上下

そのた:
 GPS(ぴかぴか光る)
 MS2000(ぴかぴか光る)
 VIP-IR(ぴかぴか光る)
 PDA(ぴかぴか光る)
↑※全般的に誰も気にして無い
 識別パネル
 無線機
 暗視装置×2(スターライト、サーマル)

 あとなんか色々もっさりと('A`)

 という感じでした。マルチカムについてはまた色々あるんですが…別の機会にレビュります。  


Posted by EXCEL  at 00:43Comments(5)ナイトビジョン

2009年09月06日

MS2000とか



夜戦用にサークルGewalt・ミリタリーインダストリーが新装備の開発に成功


 シャーマルビジョン(緑)です、おもてえ('A`) 闇を見通せますが色々時間がなくてやっつけ作業になった結果、単三電池を16本使うという殺人的な仕様になりました。早くなんとかせな…。ちなみにこれ以外に録画機器に単三4本、「銃の目」に4本…などと加えていって最近の私のゲームは行く前に電池のお化けになりつつあります。なんかヘルメットに頭周りの電源を後頭部のバッテリに集約させる、みたいな話がありましたがとてもよく分かる気がします。

さて、普通の方の今晩の夜戦装備の一部です。MS2000ストロボ。みくしにも書いた話+考察です。

 映画版のブラクホークダウンで、ラストの方で民兵の群れに向かってモンスターボールみたいに放り投げると、ものすごい勢いでナイトストーカーズが飛び出してミニガンで現地民の肉骨粉を大量生産してくれる的なアレです。隣のはVIP-IRライト。

なんでこんなもん買うかというと、CoD4のAC-130ステージの特殊性癖プレイがどーしてもやりたいのでした。子供か。


 VIP-IRライトみたいなLEDタイプのIRシグナルは、近赤外線の特定の波長をかなり選択的に放射するのでスターライトスコープでは見えますがサーマルビジョンでは見る事ができません。他方、ストロボタイプは光の波長大域が広いので(太陽に近いと言われます)、原理的にはサーマルビジョンから確認することができます。私はずーっと未だにストロボにIRフィルタを被せるタイプのシグナルが使われてるのは、サーマルビジョンで識別するためだと勝手に思い込んでました。IRフィルターってのは一定以下の波長の光をカットするようになってるので、より波長の長い遠赤外線もストロボからは出ているためです。


 以前ジムニーにサーマルビジョンを搭載して試験走行した時も、救急車のサイレンとかは光って見えました。

 なんでコレがあれば「ストロボを焚いているのはイカ娘派だ、撃たないように注意しろ」(※私はシンディさんの方が好きですが)が出来るかと思って値段も全く苦にならなかったのですが


 全く光って見えない件/(^o^)\CoD4~~~…のAC130熱探知TVオペレーター!!ヒギイイィ騙したな! …まあ確かに、真っ直ぐ性格にサーマルビジョンの光学系にストロボを対面させて、穴が空く程見ているとごくごく僅かに光っているように見えなくもないです。距離5mくらいだけど・・・。

 原因を暫く考えてみたのですが、おそらくは以下のようなものだと思われます。本当は私がカメラに詳しければもっと正確な推察ができるんでしょうけど…。

 MS2000みたいなストロボタイプのシグナルライトの発光時間は大変短く、一瞬でそのプロセスを終了します。カメラで外部ストロボを使う時に、シャッターにちゃんと同期させないとシャッターと同時に光ったように思えても、映った写真にはストロボの光で出ていないなどはそのせいです。

 普通のビデオカメラは毎秒30コマ程度の静止画を連続で撮影して動画を記録しますが、じゃあ1コマの露光時間は1秒なのかというとそうとは限りません。ビデオカメラには機械的なシャッターはないのですが、CCDの電荷集積時間を調整する仕組みになっています。

 もし1コマ辺り、CCDが画を撮るために働いている時間が半分だとすると、1秒間のうち0.5秒分のできごとを30コマのパラパラ漫画で見せてくれますが、残りの0.5秒については分からないままになります。

 実際、普通のビデオカメラで撮影しても、この「見ていない時間」にストロボの発光時間が入ってしまってストロボの光が映らないタイミングがあります。逆に、サーマルビジョンでも根気良くストロボを眺めていると、時々光っているのが見えます。これは運良く「見ている」タイミングにストロボが光ってくれたからではないかという訳です。

 サーマルビジョンの内部構造はCCDカメラに近いもので、色々な種類はありますが、基本的には遠赤外線の強度を電気信号に変えて映像化しています。1コマ当たりの電荷集積時間の長さについては、私の持っているものは分かりませんでしたが、グーグルなどで検索してみると他のサーマルイメージャの1コマ当たり露光時間の例としてはだいたい15ミリ秒程度でした。つまり、1秒間30コマだと0.45秒分の出来事は記録しますが、それ以外の0.55秒に関しては映せない事になります。「じゃあ長くしろよ!」って話になりそうですが、長くすると今度は熱雑音が入りすぎて映像が使い物にならなくなってしまいます。

 また、性能が良いカメラほど基本的には露光時間は短くて済むとの事。(ノイズが減ります)フレームレートが同じなら、現在のサーマルビジョンの方がよりストロボライトの光は「見えない可能性が高くなる」という事が予想されます。ただ、航空機用のサーマルビジョンは冷却式が主なので、そちらは冷却によって熱雑音が防げるので露光時間がより長くても大丈夫なのかもしれませんね。CoD4のAC-130ステージもありえなくはないという訳です。

人間とかは継続的に熱を発してくれてるので問題なしなんですけどね。

 ただまあ、前述の15ミリ秒(0.015秒)って別にカメラのシャッタースピードとしてもフツーっぽいんですよね。そこらへんが残った謎です。やっぱりそもそもフラッシュの光自体映りにくいのかなあ…。

 ちなみに微光増幅式に話を振れば、ちょっと前から話題になったCCD式の暗視装置にも同様の現象が起きる可能性があります。もっとも、あちらは基本的には普通のビデオカメラなので「時々見えないタイミングがありますよ」程度のものだと思われますが。

 PVS-14などの光電子増倍管を利用したものは、入射した光を電気的に増幅して蛍光面に当てるという方式を取っていて、シャッターなどの概念は存在しません。従って肉眼で見えるそのままの光を増幅した形になります。それをビデオカメラで撮った…という場合はまた別ですが、蛍光管の残像があるのでストロボも問題なく撮影できるでしょうね。

 歩兵用の次世代暗視装置ではスターライトスコープとサーマルビジョンの並列搭載を行っていましたが、こういうのを見るとスターライトとサーマルはどちらが優れているといった性質のものではなくて、互いに役割が違う光学機器なんだなあと思いますね。


 それにしても「機種によっては見えないケースがある」というのは個人的に驚きでした。なんかこれ漫画のネタに使えないかな…少なくとも装甲車輌用のThermalEyeG100シリーズでは殆どMS2000ストロボは視認できない筈です。現用装備に詳しい方、航空機からの熱探知映像用のシグナル装備って何か専用品が存在しているのかご存知の方いませんかね(´∀`;  確かに思い出してみれば、サーマルビジョンの映像で味方のストロボが発光しているのって見た記憶がありません。CoD4世界の話なんじゃろうか…。

 そういえば今回のMCあくしずの原稿で、とても珍しく現用銃をちょろっと描きました。

 もし機会がありましたらなにとぞー(´ワ`  


Posted by EXCEL  at 00:03Comments(4)ナイトビジョン

2009年04月18日

ソ連の暗視装置(続)


 すいません、ご無沙汰しておりました。('A`)


 触手本などを描くのに忙しくて銃火器の事をすっかり失念しておりました…ぬふう


 前回日記でNSPUが明るさに大して弱い(すぐ視界を落としてしまう)件について、バッテリーのせいじゃないでしょうか?とアドバイス頂きました。もっともな話です。

 調べてみるとNSPUのオリジナルバッテリは2.5V、1.5Ahでした。さすがに当時のオリジナルバッテリーは残ってないので、大抵動かす場合は単三電池2本で3Vくらいにして動かしているケースが多いようです。普通の単三電池っで800mAhくらいしかないようなので、ニッケル水素(2000mAh)に交換した所、多少明るさに対して強くなりました。 ありがとうございましたー(´∀`

 正確なバッテリの仕様(内部抵抗とか)分からないのでこれでオリジナルを再現できてるのかはよく分からないんですが('A`) まあ前よりは多少明るいものを見ても視界が落ちないように。勿論現行モデルのナイトビジョンから見るとかなり耐性が無いんですが…。

 さて、これで電動ガンの発光トレーサーを付けてもブラックアウトしない感じになったので、ムービー撮ってみましたよ(・∀・ 




 うおー最初のレティクルの出方をカコイイと思える人とは間違いなく友達になれるッ。何か残像がえらいことに…AKIRA的というかTRON的というか。これだけ残像出まくっちゃうっていうのは暗視装置としては勿論あまりよろしくないのですが、玩具としては超オッケーです。カッコつけて「イレイザー」のレールガンみたいだぜ!とか言いたい所ですが(※←既に例えがかっこよくない)、キモオタなので東方とかで心霊兵器として出てきそうとか思いました、本当にありがとうございました。

 意外と分解能も高くて、水面で跳弾したBB弾とかもしっかり見えていますね。

 使った銃は前回同様LTCのAKMです。スプリングは交換してますがチャンバーなどは特に手を加えてません。というか日本向けの威力低下加工料を取りつつ、スプリング交換しないと怖くて初速測れない辺りが恐ろしいれす('A`)

 電動ガンのトレーサー程度でも、視界内に多くの弾が写る状態ではかなり暗くなってしまっています。オリジナルバッテリならもっと耐性があるのかもしれませんが、実弾のトレーサー撃つ時とかは視界を失わなかったんですかねコレは。RPG-7とかは(※PRGにもマウント可能)一発のみなんでまあ着弾観測以外は問題ないんでしょうが、PKとかの機関銃で暗くなっちゃうと問題ありそうですが…謎です。専用のトレーサーがあったのかなあ。

 ちなみに暗さはハンディカムやデジカメだと撮影できないので撮ってませんが、多少暗さになれた肉眼なら歩くことに問題は無い…って程度でしょうか。走ったりするのは危ないかな、という感じです。

 前回日記でも書きましたが、NSPUは第一世代としてはかなり頑張ってるように思えます、勿論今の水準から見ると厳しいのですが、さすが一応戦闘用の照準器として運用されただけのことはあるな、と。

 ただ、明るい所と暗いところの入り混じる市街地戦のようなシチュエーションには向かない印象がありますね。明るさの変化への対応能力が低い、といったところでしょうか。

 光の増幅能力を重視する向きはあるのですが、第三世代モデルは車のヘッドライトを照らされても最低限の視界は確保し、そのまま暗い所を見ればすぐに増幅率を調整するといった辺りのすごさをこうして比べると痛感します。第四世代もオートゲート管になってその辺りの性能は更にアップしているそうですな。

 さて、先日は仕事の都合で都内に出てたので、帰りがけに秋葉原のEGHIGOYAさんに寄ってPEQ-15のドンガラを買ってきました。ミリブロを開設されている乙夜さんが店員やってらっしゃってびっくりしました。店員さんなんでしょうか?(←よく知らないのですが…)

 IRレーザーダイオード(50mW)を使って、パチモンのNV用レーザーサイトにしようかなという訳です。 いやPEQ-15とか実物欲しいっちゃ欲しいんですけどね、…買えるかっ(つД∩

 何回かダットサイトのタンデムもやってみたのですが、やはり視界が狭くなってしまうこともあってレーザーサイトの方がサイティングとしては現実的です。右目でダットを狙いつつ、左目でNVGを見る…という離れ業もあるらしいのですが、うーん、私には無理でした。  


Posted by EXCEL  at 10:42Comments(9)ナイトビジョン

2009年04月01日

ソ連の暗視装置


 私の脳内設定では、イカ娘は間違いなくロシア人に水揚げされかけて一戦交えてます。しかしイカ娘は描いてもえらい反応が薄くて泣けます。ヴィータとかフェイトは描くとフッフハッハフゥ!(?)みたいな感じなのに…。

 さて、買ったMP44の話もあるんですが、とりあえず素敵感溢れてるので先にこっち晒します。

NSPU(1PN34)が届きました。旧ソ連製の暗視照準装置です。アフガニスタン侵攻の頃などに装備されていました。この後に搭乗するNSPU2(1PN58)のが欲しいのですが、そっちは全然出ませんねー、うーん欲しいなあ。


 私はロシア語さっぱりなので、表記類もさっぱりなのですが


 ドイツ語表記の整備手帖が入っていました。裏にはNVA(NationaleVolksArmee =国家人民軍)の文字もあり、東ドイツ軍に配備されていたモデルのようです。ちなみに学生時代にサイクロップというスターライトスコープも持ってたのですが

 こっちもPENTACONのレンズがついていて、「German Democratic Republic」(ドイツ民主共和国)の文字が入ってました。なんか東独に縁があるのかなー('A`)

 ま、いいや。とりあえずLTCのAKMに装着してみました。


 小型化とか微塵も考えてなくて素敵ですねー、アメリカのPVS-14辺りと比べると時代を感じます。が、私はこういういかにもなスタイルの方が好きかもしれません(笑)


 上と下どっちがいい?って言われたら、うーん持つなら下かもしれませんが、女の子に持たせた絵を描くなら間違いなく上かもしれません…。はったりの利き具合が全然違います。

 ソ連のこの手の暗視装置関連は私も知らない事だらけで、常に勉強中という感じですが、これの後に続く(そしてあまり中身はそこまで変わっている訳ではない)1PN58というモデルは未だに現役の夜間照準器として配備されているみたいです。日本でミリタリーな雑誌とかを読むとどうしても米軍準拠で考えてしまいますが、暗視装置関連は米軍は完全に異常なので比べたらアカンですね。


 また、まだしっかり試してないのですが、第一世代のスターライトスコープとはいえかなり性能は頑張っているようです。光学系の差なのかもしれませんが、少なくともサイクロップとは大違い。変な1000DXとか買うくらいならも少し頑張ってNSPU買った方がいいのではないかと思うくらいです(ソ連の火器以外にマウントできませんが…)光量過多時の保護回路なんかがこの頃のはまともに組み込まれてないのですが、遮光キャップがカメラの絞りみたいな構造になってて、ある程度明るくても絞って照準器として使用する事も可能っぽいです。PVS-14などと比べれば、場合によっちゃ1/10以下の価格ですが、それでこのかっこよさなら悪くないよなあと思う次第。

 話は戻りますが、ドイツ語の整備手帖は持ち出し理由とかを全部書くようになっていました。察するに、何かの用事があるときだけ、記帳してから持ち出しするという形になっていたんでしょうね。うっかり失くしたことにして売っちゃったりする米軍を見ると正に泣けてきますが、でもまあこれが現役の頃はかなり貴重な装備だったでしょうから、無理もないのかもしれません。


外観の傷なども全てチェックするようになっていたりしますが、記録の限りでは84年から88年の4年間で7回しか使ってません、東独さん…それコミケより頻度少ないっすよ…('A`)

 NSPUネタは続くかもしれません('A`)  これでサバゲいってこようかな。新生イラク軍かクロアチアの民兵組織とかで…。とりあえずアフガン装備集めますかのう。  
タグ :NPSU1PN34AKM


Posted by EXCEL  at 21:26Comments(5)ナイトビジョン

2009年01月26日

はじめましてー

 はじめまして。EXCELと申します。どうかよろしくお願い致します。基本的には社会の歯車なんですが、時々イラストなどをボロっと描いています。もし見かけましたらそっとしておいてやって下さい…。

 本家HPでも活動はしているのですが、元々萌えイラスト系のサイトなので気合をぶっこんだミリネタを出しても総スルーで俺涙目みたいな状況がままあったので、装備品のメモ帳や、地味ーなミリネタでも交流の場が持てれば幸いと、こちらにもブログを建造させて頂きました。


 絵はそうとう適当に今迄描いたヤツを貼ってるのであまり気にしないで下さい(笑)。こちらのブログは特に困ったことが無い限り、コメント可にしようと思ってます。趣味の合う方などいましたら一言コメント入れて下されば幸いです(・∀・)SIMASIMA!


 とりあえず一発目はNVG辺りから。入手が最近…ではなくもう年変わってますけども(汗)これもHPでは緑色に見える眼鏡くらいのスルー感覚で正に涙目でした('A`)…まあ仕方ないですけども。どうみてもアレなんですが、まあ微妙にスペック不詳なのでNVGとしておいて下さい。あとでナイトクエストだったぜ!とかだと恥ずかしいですし(笑)一応マニュアルゲインや本体の電極端子などは揃っていて、ブラックスポットもなくキレイなもんでした。

 ヘルメットマウントなども一式ついていたので、コスプレ用などに色々遊んでます。まだサバイバルゲームには投入したことないのですが、今週末夜のゲームに誘って頂いたので使ってみようかと思い、気合を入れてマルイのプロゴーグルを買ったらレンズに当たって装備できません\(^o^)/オワタ 眼鏡対応レンズが仇に…

 …マルイ!眼鏡っ子ノ尻バカリオイカケテ!眼鏡っ子(※がんきょう-っこ)ノ尻ニミムキモシナイ!(呪術用のたばこを噛みながら)

 素直にボレーを使う事にします。('A`)


 色々映像撮影に挑戦しようとはしているのですが、このうさんくさいNVGは接眼レンズにネジが切られていないので、レンズマウントなどもつけることができません。最初にプラ版とかで強引制作したマウントで、メディアレコーダへ落とした映像がこれです。



 これはNVGにRF研究所の40万画素カラーCCDをマウントして撮影しました。勿論カメラを付けると接眼レンズの映像が来ないので、カメラの映像は分岐させて目にかけたEYE-TRECにも送るようになっています。感覚的には擬似PVS-7みたいな感じでしょうか。


 ただ本来の解像度(OMNI-Ⅴの増幅管なら64-72 lp/mm)をくそみそに落としているので、かなり辛かったです。頭の銃身が片方に寄ってて常に傾きますし…。映像ではWAのM4A1を使用しています。射撃しているのは大型トイラジのヘリで、ローター先端にLEDを追加するなどして照準しやすくしています。

 …が、当然撃墜は無謀なので手動で落下させてます('A`)

 次のはこちら。こっちは少し進化してユニバーサルマウントを使いました。



 小ゲロが出るほど力技です('A`) ほとんど無理くりCMOSトイカメラをひっつけております。こんどはマルイのM4A1 SOPMODに取り付けてみたのですが



 これに至ってはどっかの銀河帝国の悪い人が乗ってる宇宙戦艦みたいです。これのせいで映像がブレブレになってる次第。まあトイカメラのマウントがプラ製なんで、殆どの振動はそこで起きてるような物なんですけどね。WW2の航空機用ガンカメラの20mm砲弾撃ってる映像みたいです。ちなみに画像が暗くなってしまっているのは、マウント方法は進化するもCCDの質はトイカメラよりもRF研究所製の物の方が圧倒的に良いためです。ちゅうか対物レンズがRFのはF値1.2とかなので。その代わり解像度は↓の方が高いです。


 発光トレーサー+NVGの相性は非常にいい感じで、オモチャ離れした雰囲気が出てかっこいいですね。いずれゲームなどでも撮影してみたいと思います。週末のゲームにはちょっと間に合わなさそうですが。インドア戦との事なので、フェイスマスクの必要性を鑑みて今人気のスカルマスク=パチSEALSで行こうかと思います。CIRASベストのセットアップも済んだ事ですし(・∀・)




 うそファニーパッチも作成中。  …これでだれもアザラシねたって事に気付かなかったらそのまま銚子海岸に入水し、「MAR-CIRASの分解タブを引っ張ろうとしたが、もう一度組み直すめんどさを思い躊躇したまま窒息死」という哀れな死因の腐乱死体になろうと思います。

 あ!一応宣伝しておきます。えー最近発売されたミリタリークラシックスvol.24で少しだけイラストを描かせて頂きました。Ⅲ号突撃砲特集関連の2点です。また頭痛くなるようなイラストなのですが、もしよければご覧下さいませ。

 それでは今後とも何卒よろしくお願い致します。  


Posted by EXCEL  at 23:23Comments(9)ナイトビジョン