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Posted by ミリタリーブログ  at 

2009年06月27日

銃の目@サーマル


 「月サバ!」というゲームに参加しに、千葉のSEALSに行ってきました。えー、まあ平日休みになるような仕事の方々系ゲームといいましょうか。今回は作家さん系の方々やスタッフさんが多かったみたいですね。
 参加者の皆さん、お疲れ様でした。主催者様、ありがとうございました。生憎の天候でしたが、最初の内は割と小康状態だったのでゲーム開催。


 前回載せた車載ナイトビジョンことサーマルビジョンを投入してみました(・∀・ なんかもう突貫工事でこの暗視装置搭載したら化け物みたいな外観になってしまいましたが/(^o^)\ ホームセンターで買えるテケトーな素材を組み合わせて、20mmレールマウント可能にするマウントをやっつけで製作。リューポルドレプリカのマウントに二階建てで搭載しています。なぜ二階建てかというと、スコープがないと見えてる熱がなんなのか判別できないからです(本末転倒くせえ…)


 雨上がりの森の中というシチュエーションだと全体が冷えてしまうのか、風景が撮影困難になるみたいですね、冥界みたいな映像になってしまいました。道路とかは映るのですが…。もっと新しいやつはよく見えるみたいなんですけどね。たしかに車載用のこの手の暗視装置の映像って、車道(※暖かい)から森を見るとかそういうシチュエーションのが多いですな。森の中ってのはあんましないですね。

 という訳で試し撮りした画像ドゾー、lzhリンクにしてあるので適当に解凍してみてみて頂ければと。



 背景不明な代わり(代わりか?)に、茂みに隠れている人間などはウワサ通り迷彩の有無に関係無しに発見できるよーですね。特に頭部はかなりの遠赤外線を発するので昼でも夜でもよく目立ちます。この環境下だと白い光は生き物(=人間)以外ありえないので、「人間だけ写す装置」って感じでした。

 また、今回はゴーグル内の小型表示装置にサーマルビジョンの映像を投影していたので、遮蔽物から銃だけ出して前方の熱源探査⇒熱源に向かって射撃という

 どっかの砂ぼうずみたいな戦術ができました。まあ正直サーマルビジョンは置いておいてこっちの銃の目射撃に特化した方がよほど強力かもしれませんが…まあそれだとネタ性が薄いし、そんな方法で勝ちに走ろうとしても持ってるのはシャイタックだしもうどうしようもないです('A`)

 あと、こんな風に粗い熱映像だと敵か味方かどころか、遠くの人か近くの手なのかも時々怪しくなりますので…よくよく確認しないと誤射しまくります。(´∀`;


 途中でシャイタック重過ぎるんでマルイの新SOPMODにつけて運用してましたが、もうどこにいきたいんだという外見ですね、BB弾の弾道は見えないからどこに向かって弾飛んでるのかよくわかんないし、散々です。

 コスプレ撮影と純粋なガジェットオタクの心で買ったのであんましサバゲでガチ使用する予定もないのですが、ほんとに使うなら夜戦なんかでスターライトスコープ・CCDカメラ・サーマルビジョンにフラッシュライトを持って、監視と味方への情報伝達、熱源指示に徹した方が有効そうですね。全員無線機装備で(笑)

 という訳で今度はサーマルサイト+スターライトスコープを試してみたいと思います。その内全身センサーだらけで銃持たなくなりそうな予感がする…。最近のマルチカムの迷彩服なんかはサーマルビジョン対策が施されているという話なので、いっぺん普通のウッドランドBDUとかと見比べてみたいものですね。

 しかしまあミリコス写真の撮り甲斐がありそうですねこれは。千葉とかでお会いする方がいましたらご一緒しましょう(笑)  


Posted by EXCEL  at 13:32Comments(5)装備品

2009年06月19日

サーマルビジョン


 大阪で開催されるメカニックギアという即売会の絵を描きましたー(´∀`ジムニージムニー。縞ぱん縞ぱん。

 さて、しばらく悩んでいたのですが、面白ジャンクをゲットしました。だって悩んでたらみんな原稿料払うとかそういう事言うんだもん…お小遣いゲット!即購入!みたいな感じでした。

 レイセオン社製のサーマルビジョンです。安価に入手できました。

 これは03年式のキャデラック・ドゥビルに搭載されていたナイトビジョンシステムのセンサー部です。従って軍用ではないのですが、調べてみるとベースになったのはL3communications社(旧レイセオン社)の軍・公的機関向けの車載サーマルビジョンG100のようですね。

倍率や視野角に違いがありますが、基本スペックは似通っています。


 レイセオン社というのは電子レンジを発明したことで有名な会社ですが、白物家電は早々に撤退して、今は売上の9割以上が軍事関係です。パトリオットミサイルやトマホーク、サイドワインダーは有名ですね。ファランクス(CIWS)なんかもこの会社謹製です。


 機種的にはそこまで新しいものではないので、検知性能はそれなり程度。対人1500フィート(450m)、対車両3000フィート(900m)らしいです。ただまー、非冷却式(※サーマルビジョンはセンサー部を低温に冷却して熱のノイズを排除します。非冷却式は室温で作動OK)で、320×240クラスの解像度の車載用熱映像センサってなかなか入手できる機会がありませんからね。

 スターライトスコープとサーマルビジョンは別物なのですが、漫画やアニメなどでは効果が混同されることも結構あります。知り合いの作家さんとかからも時々聞かれますねこの辺。近赤外線と遠赤外線を特に区別なく記述される事が多いせいかなあと思う次第です。日常ではなじみもあんまりないですしね。


 スターライトスコープの映像はこのブログでも何回か出していますが(ひどい画像だ)、基本的に可視光を増幅しようという観点で作られています。増幅管が近赤外線領域まで感応するので、近赤外線レーザーを使って照準や識別を行なうデバイスも多用されています。


 サーマルビジョンは、熱を持った物体から放射される遠赤外線を検知するようになっています。従って肉眼の明るさは関係ありません。波長が長く、より電波に近い性質の電磁波を扱うので霧なども透かしてみる事が出来る反面、ガラスなどの反対側は見る事が出来ません。ガラス自体の温度を見てしまいます。従ってサーマルイメージャではゲルマニウムの非球面レンズなどを使った特殊な光学系を使用します。

 私も子供の頃はロボコップとか見てサーモグラフィーは壁の反対側も見えると思ってたんですけどねい。


 仕事とか色々忙しくてスマートなハウジングを作ってる暇がなく、適当に乾電池駆動に改造して、適当にスリングを付けて、適当にマスキングテープで簀巻き状態にしてます(´∀`; やっつけすぐる…。

 実際に撮影した動画はこんな感じでした。 (クリックでMPEGリンク)


 動画を実際にその場で見ていると、割と綺麗に見えました。モザイクみたいなもんかしら。コントラストが弱かったので、見やすくするために強めてます。肉眼では見えない200、300mくらい先の人間も検知でき、闇を飛ぶコウモリ(かな?)も見えました。これは肉眼では全く分からなかったのでちょっとびっくり。

 サバゲに使うのも面白いかもしれませんが、敵か味方か判別できないからなあ…闇夜のゲームでずーっと隠れてて、敵も味方も皆殺しにするのならいいかもしれません('A`) 本気で使うなら、サーマルビジョンで検知して、スターライトスコープで識別・射撃でしょうね。

 本当はコミケの徹夜組を高い所から撮影してCoD4のラスト面の声を合成したいんですけど、始発前は外でちゃいけない事になってるんだよなあ、最高の実写MADが撮れそうなのに残念です。あ、お台場ガンダムは撮りたい。個人的にはガスガンのガスやエアコンの噴出し口から何か黒いもんが出ているのが非常に楽しかったです。冷たいんだなあと。

 まあ今度漫画家や同人ショップ関連の人間でサバゲが開催されるので、その際にシャイタックM200にマウントして使ってみようかと思います。この点、車載用は頑丈に作られてていいですね。

 ちなみに何の為に買ったのかとも聞かれるんですが、まあガジェットオタクというのもありますが基本コスプレ撮影用です\(^o^)/ サーマルビジョンとスターライトスコープだと粗が隠れて特殊部隊コスがいい感じになるよね!  


Posted by EXCEL  at 00:03Comments(1)装備品

2009年06月05日

狙撃銃用角度計


ウオオオォーォォー仕事の原稿終わったぞッフィィ!またすぐ今月末にありますが…/(^o^)\
絵は某氏のエグゼリカ本にゲストで描いた絵。PS2版のOPが素敵すぎるのでそのままアニメ化して欲しいです。


 さてすないぽ的なグッズを買ってみました(´∀`


 これは何かというとモジュラースナイパーデータブック(と、そのカバー兼ケース)です。一応NSNナンバー(※米国備品番号)付なんですね、こんなもんでも。
  
 中身は5.56mmNATO、7.62mmNATO、.300ウィンチェスターマグナム、.338ラプアマグナムの弾道早見表や、歩いている人の偏差射撃一覧表など、およそ日本に住む限りまったくもって使い道の無い便利帳のようになっています。あ、勿論狙撃記録帳も入ってます。単位変換表もヤードとメートルとかはともかく角度とミルとかなんで何に使えばいいのかこれは…。

 個人的にオススメなのがスナイパーテンプレート。


 一体何に使えと。
やつらはテンプレートが必要なほど人間とか犬(か?シルエット的に)を撃つんでしょうか…こえーアメリカ人こえー

 という訳で私もテンプレート使って見ました。

 うん…まあ…。

 ま、こういうのを買ってキャッキャウフフっていうのは小学生の子がスパイグッズとかを買って喜んでいるのと同じ感覚なので、実際役に立つかどうかは問題にならないんですよね…!

 という訳でモジュラースナイパーデータブックカバーはもっと実践的なイクイップメントにしてリアリティを出すしかありません。
 
 必要にして充分な容積を確保しており、左側にけいおん、右側にラノベ、必要に応じて折りたたんだMegamiマガジンのアニメグラビアポスターなどを収納することができ、戦地に充分な戦力を投射することができます。勿論ペン入れにはコピックやロットリンク、スケブを内臓し、人気サークルの神絵師が忙しいにも関わらずスケブを強要します。(^q^)

 さて、まあそれはともかく、ここ最近日記に書いていたCheyTacM200関係で、弾道計算ソフト「ABC」を入れたPDAを射撃支援に使用するという事でネットの海を眺めていたら、こういう写真がありまして。

 ちなみにこのソフトはABCのものではなくて、単なる一般ライフル用の弾道計算ソフトだそうな。画面も興味深いんですが、すないぽオタはこっちも気になると思います。これ。この隅のやつ。


 角度計か!ホゲーほしいー! て思ってモガモガ探していたら同じものがありました。という訳で個人輸入。


 ACI(Angle Co-Sine Indicator)といいます。なんか航空機用アルミの削り出しとかで作ってるらしいですが、ほんとうにどうでもいいですね。ちなみにエアガンでも垂直を出すために建築用の気泡管水平器をつけてる人はいますね。まあそういうのも生活感があって好きといえば好き…かなあ。あれはこのACIとは違って、銃身の横方向の水平を見るためらしいですけどね。

 ちなみにこれはCos関数表示でして、要するに射手からの直線距離を、角度から水平距離に換算してくれる…という感じです。 普通の角度計のもあるんですけど(そっちはADI)、なんでこんな使いづらい表記のがあるんでしょうね。写真のもACIですし…謎です。

 まあともかくこのかっこいい角度計を付けます。

つかねえし。つかねえし。大切なことなので2回いいました。まさかシャイタックレールの形(裏側のCの角度)が微妙に違うというか・・・無理すれば入りそうですが、レールの塗装全部ブッとばしそうです(´∀`;


 という訳でマニュアルに載っていた付け方にしてみました。30mmのスコープマウントを利用して固定できるようになっているので、スコープの胴体に固定する感じです。かっこええ。エアガンじゃ使い道ないけど。写真と同じでマルイのL96AWとかにつけたらかっこよさそうです。ARESの338AWのほうがもっと似合うかな。

 これ、形はとても単純なのですぐにレプリカとかできそうな気もしますが、如何せんアイテムとしてマイナーすぎるので出る気配すらありませんね。ちょっとした小道具としては素敵だと思いました。役には立ちませんけどね(笑)


 送料勿体無いからHSGIのスナイパーウエストポーチとかも買ってみました。ゲゲェーッ、これ全然スナイパー関係ねぇーッΣ('A`)   


Posted by EXCEL  at 00:41Comments(8)装備品