スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上記事の更新がないブログに表示されます。
新しい記事を書くことで、こちらの広告の表示を消すことができます。  

Posted by ミリタリーブログ  at 

2009年08月31日

対熱暗視識別布


さて、今回は地味なんですが個人的にはSCARより余程気合ブッこんだ系です。(=受けが悪そうな記事)


 TIP(Thermal Identification Panels)です。メーカーはNVEC社。ナイトビジョンの製造などで有名な会社ですね。DBALなどもこの会社製だったかと記憶してます。TIPは地上部隊用の対空識別パネルで、まあいってみれば単なる識別用の布です。ただサーマルビジョンに対応している点が単なる布とはちょっと違うポイントです。湾岸戦争以降米軍はほとんどワンサイドゲームのような戦争が多いのですが、相対的にかフレンドリーファイアによる被害の割合が増えてしまい、湾岸での戦車の損失は半分以上誤射によるものだったとも言われています。暗視装置の発達で夜間作戦が増えた最近では、歩兵のマーカーも充実していますね。


 TIPは車両なんかに使う識別パネルという事になっていて、これを車の上に掲げているとA-10やアパッチから射爆されないと思いきや、やっぱり撃たれたりする事もある(2:16辺りのセリフに注目)という恐ろしいいわく付きの一品です。 ('A`)  「オレンジ色のパネルが~」というセリフが聞こえてきますが、同一品か、もしくは同機能のものを掲げていたのではないかと思います。

 よくWW2初期のドイツ軍なんかも戦車の上にハーケンクロイツの旗を掲げて対空識別用に使ってましたね。

 いつの時代も誤射は無くならないのですな。旗は単なる布ですが、サーマルビジョン対応のTIPなどはテロリストなどに渡るとあまり宜しくないことは明らかなので、この手の製品の購入時にはお気をつけ下さい。ITARとかが絡むことがままあるようです。


 ずーっとサーマルビジョン用のリフレクターパネルってどういう風に見えるのか気になってたんですよね、国内では資料ないし、誰も教えてくれないし、これはもう知るには試してガッテンするしかない!と思った次第です。まあ冬コミで眼鏡(がんきょう)っ子本を作ろうかと思いまして、ネタ用も兼ねてますw 眼鏡っ娘描ける作家さんゲスト募集します('A`)

 まあそれはさておき、自分の車のルーフキャリアを覆ってみました。肉眼で見るとこうです。

オレンジ側は日中の可視光用。裏側の薄緑色側がサーマル対応の識別パネルですね。

どちらの面もスターライトスコープで見ると、かなり明るく見えますね。近赤外線の反射率が高いのかなあ?

 で、一番試したかったのがサーマルビジョンでどう見えるのかです。もしサーマルビジョンで明るく見えるには熱(というか遠赤外線の放射)がなければいけない訳で、単なる布にそんな機能はある訳もなく、どうなってるんだろう…と思ってたのですが

 まず表はこうです。




 で、サーマルリフレクターパネル側は



 おおおおー。なるほどっ。十字模様がハッキリクッキリ見えると。どうしてもリフレクターと聞くとこう偉い光を反射しまくってキラキラするものを想像してしまいますが、むしろ黒く抜けて十字部分だけ浮かび上がるんですね。どっちかというと遠赤外線を一部遮断するって感じなのかな。サーマルリフレクタ側はパリパリした感じの素材です。十字の部分も、単なるナイロンじゃないのかもしれませんね。

 反射パッチとは違いパターンを浮かび上がらせる物なので、TIPのマニュアル(?)を見ると戦車用サーマルリフレクタのボアサイトパネル、アパッチのボアサイトパネルがあるという事が書かれています。


M1エイブラムスのサーマルパネルも、やっぱり視界内では黒く抜けるようか形で識別させる仕組みになっているそうですよ。

 しかしこれ何に使えばいいんでしょうね('A`)  断熱素材をくりぬいて、サーマルビジョンだけで見える萌えパネル作ったらサーマル痛車できるのかなあ…。

 それにしてもこういうのを見てるとつくづく思うのですが、米軍の凄い所は湾岸戦争での大失敗を元にこういった部分を何事も諦めずにどんどん進歩させている所ですね。ミリタリーマニアには大雑把の代名詞みたいな扱いを受ける事もある米軍ですが、あの絶え間ない努力の継続には純粋に尊敬してしまいます。向こうでは技術者が国防に携わる事への意識が日本とは随分違うみたいですし、国民性というよりは国の在り方そのものって感じですな。


 全然関係ないですが前々回日記で書いていた夏コミの同人誌はメロンブックス様で委託していただいているのですが、発売開始直後(2日くらい)で売り切れになったのでこいつはノットキャッチ狸のサーフェイス算用ができるぜと(※ブログ主は英語の成績が大変悪いです)装備品などを買っていた所、さっき見たら「まだまだあるよー\(^o^)/」という感じの表示に戻っていて魂がル・腐乱するかと思いました。
(ノ'A`)>:ウワアア!

 実物CRYEマルチカムのコンバットタイプ上下とか注文した後になんという仕打ち…いやSCARに似合う服なんてあれくらいのモンかと思って…('A`)

 でも安心というかなんというか、ぱんつ丸出しの表紙の方がやはりというかなんというか売れているようですね、SPIW(※M16潰しで計画された米軍のキチガイ銃)持たせた宇宙服のやつの方がまあ5万倍くらい気合はぶちこんであるんですが、日本はやっぱりパンツとかロリコンで廻っているよ…!リリカルなのはは今度劇場版が出ますが、あっちの年齢に合わせて描くと漏れなくAPゲッツ!徹甲弾じゃなくてアグネスポイントの方ですけど!  


Posted by EXCEL  at 22:28Comments(2)装備品

2009年08月30日

WE SCAR


 そういえば9/5にデザートユニオンの定例夜戦会があるそうで、フラっと参加してこようかと思っています。mixiなんかでも一応宣言はしているのですが、もし当日お会いする方がいましたら何卒ー。

 所で「ブログの最初に貼ってある絵は自分で描いてるのですか?」と聞かれた事があるんですが私が描いてますよ!というか他人の描いた無関係な絵貼っても仕方ないし!('A`) いや、絵自体は相当ブログの内容と無関係だったりしますが…。

 あ、コミックマーケットに参加された方はお疲れさまでした。挨拶にきて頂いた方々ありがとうございましたー。こちらはもう途中からグロッキー状態でしたが、普段なかなか会えない方々にお会いできて良かったです。しかし暑かったですな。前回の日記で書いたスナイパーテンプレートは大半のリリカルなのはファンの方からこいつのこれは何なの?みたいな冷たい視線をなげかけられてゾクゾクしました…。


 さて、WEのSCAR(CQC)を買いました。安かったのでついカッとなって…。ブローバックメカはLAstudioのメカニズムを、外装はVFCかな?のコピーを使った大陸脅威のメカニズムですね。なんかもう海外のエアガン事情が戦国時代みたいになってて訳が分かりません。単純な消費者としては安価に供給されて喜ばしいのですが、発展性があるとは言い難い方向性のコストダウンなのでいずれシボンヌしそうで恐ろしいですね。

 実銃のFN SCARはM16ファミリーの後釜的な存在です。かなり大規模に導入はしているそうですね。元々特殊部隊向けというのもあるせいか、あんまし更新が進んでいる感もないですが…。

 米軍に限らず主要小銃が更新される時は現場から嫌がられるもんですが、まあ小銃関連は扱う人が一個人な事もあってその評価に主観がかなり入る事が多いので、しばらく時間が経って総括的なレビューが出るまでは性能がどうだったか、みたいな真相は分からなさそうですね。「ガリルは超優秀なアサルトライフル」伝説みたいな例もある訳ですし。

 評価が定まるまでよく分からんのは銃とかに限らず、装備品なんかも同様でコンバットマガジンでイチオシ紹介されたスペシャルフォース向けのブツは結構な率で幻想郷入りしている気がしないでもないで…おっとこれ以上はいけねえ。


 さて、WEのSCARですが。金属ボルトの作動音がとても素敵ですねー、回転なんかはWAM4に比べるとおとなしめでしょうか。ただ初速がちょいと速すぎるのでどーしよう、バレルをぶった切るかガスルート絞るくらいしかないかな。ハンマースプリングを弱くするっつったってなかなか大変です。マガジン側バルブ改造だとスペアマガジン全部やらないといけないしなあ。ちなみに最初の印象ではWAM4より反動強めかと思ってたのですがスイマセン、撃ち比べたらWAM4の方がリコイル強いです。本体重量も関係してるのかもしれませんが、WAM4見直した!

 ちなみにマガジンは当然ながらWAのM4とは共用できません、WEのM4とは共用可能ですが、さすがにそれは…。既に7、8丁M16があるのでもうおなか一杯です。というかマガジン地獄で破産させる気ですか/(^o^)\WEのは1本5000円強と比較的安価なのは有りがたいですが、とは言え大量に準備するのはなかなかお財布に厳しいです。とりあえず4本準備しました。


 分解なんかも割りとサクサクできるのですね、ボルトの取り出しも簡単です。ただストックの抜き出し方向が上下逆かな?これは下方向にスライドして抜きますけど、Youtubeなんかのフィールドストリップを見てると上方向に抜き出してますかね。

 最初に書いた通り、9/5の定例夜戦に申し込もうかと思っているので夜戦仕様に換装です


 下のは前見えないですけどー/(^o^)\ ホロサイトはゴミみたいなレプリカなんですが、レンズの写りこみが激しすぎて時々心霊写真みたいにあらぬ背景が写りこむのがおそろしいです。

 ちなみにWEのSCARはマズルハイダーがM14正ネジなんですね。WAM4用に逆ネジ変換アダプタがあったので発光トレーサー装着も問題なさそうですが、要注意ですな。今度射撃動画などを撮影してみたいと思いますー

 それにしても本当になんか魚みたいな形のライフルですね。煮付けとかにしたくなる形状をしていやがります。さて、なんの装備で使おうかなあ。  


Posted by EXCEL  at 02:33Comments(6)トイガン

2009年08月15日

入稿とか色々


 ご無沙汰しており申し訳ないです。EXCELです。コミケの原稿などで全然更新できませんでした・・・情けなし!

 ともあれ先週末にやっとこさ全原稿を入稿し、あとは明後日の当日を待つのみです(´ワ` ここを見ている方でコミケに参加する方はあんましいなさそうですが、3日目の東館ラ-47b「Gewalt」でモゴモゴしてます。一部の方々は会場でお会いしましょうー

 今回はなのは本はまあいつも通りなのですが、初めて東方本を出す事にしました。

 しかも軍事ネタで。全く売れなさそうで怖いです/(^o^)\どうなるんだろうこの本・・・。しかも冷戦ネタですからね。一般向けなんですけどある意味30禁みたいな本です。あとペーパーも作りました、こっちもかなりアレなネタなんですが


 高町なのはスナイパーデータブックです。一応合衆国陸軍/海兵隊用のスナイパーデータブックのフォーマットを踏襲しています。(描いてある事はめちゃくちゃですが・・・)私はこのジャンルで参加しているサークルの中でもトップクラスに脳が残念な人という事になっていて、割と毎回奇矯な本が目立つ系の扱いになってます・・・。いやまあ、素直に萌えキャラ描いた方がいいとは思うんですけどね。鉄砲描きたいし。

 さて、心配しても仕方ないので、お台場のガンダムを某絵描きさんと一緒に見にいってきました。朝の4時くらいに。

 天気は小雨状態で暗く無念です。明かりが無いのでスターライトスコープで写真撮ってきました。

 すげえ、これは素敵ですね。日中だと雀とかが膝にとまっちゃってるのもポイント高いです。一応サーマルサイトも持ってったんですが、このガンダム核融合炉動いて無いんでシルエットしか見えません('A`) このガンダム死んでいやがるよ・・・!かっこいい写真が取れるかと思ったのに!くそう!くそう!

 色々な方が見てきて言っておりますが、ホントにディティールの密度が圧倒的で、近くに行けば近くに行く程夢が見れます。なんというか所謂ハリボテ感があまりしないのが心底凄いなと。それにしてもあんなデカイもんがこっちを殺すために動きまわっていたら間違いなく発狂する自信があります。


 ここ最近買い物はあまりヘヴィなものはしてなかったんですが、まあお約束の銀ダンとかは買ってました。東京マルイのSWIFTも当然購入しました(´ワ`

 2日くらいでローターシャフトがへし折れましたね、なんという/(^o^)\ エアガンの射的的な意味でも面白いかと思ったんですが、室内専用であるIRCヘリは壁面反射などが無い外で飛ばすと操作距離の短さに難儀するので、大きめの室内で飛ばして銀ダンで狙って撃つとかすごい面白いかもしれません。もっとも、ジャイロ付きでかなり安定性が高いので、銀ダン程度じゃ当たっても分からないかもしれませんが。

 サーマルサイトは相変わらず色々試してます。


 日中とかだと画面のノイズが低減するようで、どうも入射熱量でこの辺りが変化してしまうようですね。今みたいな熱帯夜なら夜でも綺麗に見えるのかしら。なかなか難しい所です。ゲームみたいな絵面をコスプレで撮影したい所なのですが。しかしアレですね、コミケを上空から撮ったらCOD4のAC130どころではないスペクタクル映像が撮れそう・・・ヘリがないよ!  


Posted by EXCEL  at 00:03Comments(4)書籍