2013年01月13日

レプPVS14(その1)

あけましておめでとうございますー、そしてコミケ参加された方々お疲れ様でした。今回はガルパン人気で戦車がアツかったのか、サークル前で大行列作ってしまって申し訳ありませんでした。スタッフの方にも頭上がりません…。
レプPVS14(その1)
両方とも書店委託分もすぐになくなってしまったので、今増刷分がショップ(メロンブックスさまとらのあなさま)には並んでると思われます。もしよろしければ何卒です~。

いつもの事なんですけど自分の所のサークルはエロを描くとむしろ売れなくてミリタリー系描いてた方が行列ができるので世の中どうなってるんだろうと思います(ノ∀`)

レプPVS14(その1)
さて、最近NVクラスタの間でちょっと話題になっていた、稼働するレプリカAN/PVS-14。早速私も買ってみました。最近は急速に値下がりして2万円を切ってるケースもあるようなので、興味を持たれてる方も多いかと思います。
レプPVS14(その1)
一応実機との比較も載せたいとは思います。ただすいません…レプリカはD型なんですが、私は今A2型しか持ってません。そんな訳で厳密にはハウジングなど形が違うのですがどうかご容赦を。

あ、先に個人的感想で言えば「買い」です。玩具として面白いですし、性能はトイザらすのアイクロップスなどよりずっと高いです(主に解像度などが)。IR照射無しモードでも使えますし、通常のナイトゲーム程度の暗さならライフルマウントの暗視装置として普通に運用可能と思われます。という訳で知り合いらに薦めまくっている所です。なんか接眼側にゴミ入ってたりとかそういう悲しい個体もいるそうなので実機確認してから買った方がいいかもしれませんが…。イスラエル製とかの訳のわからん第一世代暗視装置よりは使えます。視界の歪みもないですしね。

レプPVS14(その1)
パッケージにはヘルメットマウント用Jアーム(台座の方はついてきません)、20mmレール用のウェポンマウント、写真に載せ忘れてしまいましたがアイカップが付属します。けっこう豪華な感じ。ただ本体側のネジが1/4インチネジではなくてミリネジになっているので、本来の純正PVS-14オプション群は仕様することができません(ヽ'ω`) この固定ネジは別に特殊な規格ではなくてカメラの3脚などでごくごく一般的な物なので、別にオリジナルのままでも良かったような気はするんですが…。

あとウェポンマウントは肉抜き+樹脂性なのでなんかグニグニ動きますw まあタンデム使用する時も、照準自体はPVS-14の前方に設置するオプティクスの物を使うでしょうからいいっちゃいいのかな!?実物はかなりしっかりしているのに比べるとにんともかんともです。

対物レンズ側を見るとなんかでけえという気がします。(上がレプ、下が実)
レプPVS14(その1)

これはどうも、純正オプションの対物レンズカバー(ポリカーボネイト)を取り付けた状態を模してる…んですかね。(上がレプ、下が実)
レプPVS14(その1)
それでもなんか違う気がしますけど…。この形状のせいで、純正のピンホールキャップなどは取り付けることができません。また、レーザーフィルタなどレンズ前面にねじ込む式のオプション類も取付不可能でした。現状純正オプションでレプリカPVS14に取り付けられたのはアイカップくらいな気がします…。

レプPVS14(その1)
【左がレプ、右が実】
レンズの出来が違うのは当たりまえですが、しかしレプリカも被写界深度をみるにかなりF値の小さな(明るい)レンズを使っているようで、その点は期待が持てます。機械式の絞りなどは装備してないのは実機と同じです。

レプPVS14(その1)
【上がレプ、下が実】
接眼レンズ側は全く形が違います。接眼レンズちいせえ!まあ多分何かのビデオカメラなどのファインダーの部品が使われているのではないかな?という気もします。いずれにしてもオリジナルのような高性能なアイピース系を期待するものではありません。

見た感じなどは別途上げたいと思うのですが、視野角の違いについて。
レプPVS14(その1)
【上が実、下がレプ】
ちっさ!
レプリカPVS-14はそもそも等倍ではありません。倍率がついています。視野角も相当限られている(写真を見れば判る通り)ので、ヘルメットマウントをすることはできますが、ヘルメットマウントして行動することは不可能と考えた方がいいです。ACOGを覗きながら歩くようなものです。

これはまあそもそもPVS-14などが視野角40度とかなり広く、それを再現可能な接眼系&LCDがないのでしょうがない部分です。(それ再現したら相当な価格になると思われます)

余談ですが、取扱いをしているお店では「第一世代」と書かれていますが、これはなかなか難しい所です。そもそも第一世代、第二世代、第三世代…というのは、スターライトスコープの構造(+それによってもたらされる性能)によるもので、レプリカPVS-14はCMOSかCCDセンサが使われており、そもそも光電子増倍管(I.I)を使用していません。最近高性能なCCDセンサなどを使って、デジタル式のアクティブ型暗視装置がいくつか発表されていたのですが、一部のメーカーでは「i-Gen」(要するにデジタル式)など、独自の呼称をしていました。いずれにしても「赤外線投光器が必要≠第一世代暗視装置」です。第一世代かどうかと、赤外線投光器が必要かどうかは分けて考えるべきでしょうね。

だから説明文で時々みかける「明るい所で見ると壊れる可能性があるので電源を入れないで下さい」などの説明は第一世代の暗視装置の特徴に基づいた誤解で、単なるデジタルカメラと同じなので日中につけても問題ありません。光電子増倍管を使った暗視装置でよくある蛍光面が焼けるといったダメージのないデジタルカメラなので、相手がレーザーイルミネーターを照らしていて、それを直視した時のダメージはむしろ実物のPVS-14などよりも問題がありません。(センサが焼ける程高出力のレーザーを照射されたら壊れますが、そんなもの人に向かって照射したら大問題です)

一度の記事で書くと長くなりすぎそうなので、実際に電源入れての使用はまた次の記事に廻したいと思います。



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Posted by EXCEL  at 14:31 │Comments(6)ナイトビジョン

この記事へのコメント
はじめまして
興味深い記事でした

私もひょんなことからPVS14レプリカを入手しました

倍率は三倍ですかね・・・

明るいところでの使用〜の件ですが、蛍光灯や屋外での使用も全く問題なく、販売店の説明が間違っているという解釈でよろしいでしょうか?

次回の記事も楽しみです
Posted by あや at 2013年01月13日 16:13
お小遣いが少なく、未だ購入検討中なんですが、大変参考になりました。
次回も期待しております。
Posted by D at 2013年01月13日 16:42
お久しぶりです。
購入に踏み切れませんでしたが不安が無くなりました。
Posted by a.z.d at 2013年01月13日 18:17
はじめまして。
レポートを参考に商品情報を修正させていただきます(汗)
Posted by L.A.GUNSHOPL.A.GUNSHOP at 2013年01月13日 23:57
はじめまして。買いましたPVS-14レプ! 外見の細かい違い何て気にならないくらい良いオモチャだと思いますよ。実際、かなり明るい所で使用しても何ら問題はありませんでした。どころかカラーで見れるとゆうw。
確かに画面小さいですけど、悩んでる人達は買いだと思います!!
Posted by Ryuichi at 2013年01月27日 22:22
お久しぶりです。
購入に踏み切れませんでしたが不安が無くなりました
Posted by sbobet at 2013年06月12日 14:40
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