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Posted by ミリタリーブログ  at 

2010年06月07日

PEQ-15改造続き


コミケ受かってましたー(´∀` 日曜日(3日目) 東地区ラ52b"Gewalt"で参加します。なに描こうかな,ガンオタの描いたAngelBeats第一話(天使狙撃直前のとこまで)とかやりたいんですけどねw シャイタック描くのめんどくさいからなあ・・。

さて,PEQ-15の続き。

無事作動状態になりましたー(´ワ` IRレーザーモジュールも一つ買うのがしんどいので,さすがにレーザーサイト側は赤色のみですがw

レーザーイルミネーター作動の関係でCR123A×2本に改造してあるので,そのままだとレーザーサイトに付加がかかりすぎてしまいます。とりあえず180Ωの抵抗をつけておきました。可変抵抗にしておけばある程度までは出力の調整がきくと思います。こういう風にPEQ-15レプリカの形にする場合はどこに調整ネジ出すかが問題ですが・・・。

パターンジェネレータなどにあたるカバー部分は,遮蔽して物理カバーにしてしまっています。なんかの間違いでスイッチが入ってしまった時に危ないですからね。とりあえずここでふさがってれば最悪でもレーザーは外部に漏れません。

ちょっとだけ人のいない所で試してみました。距離を取って照らせる場所がないので遠距離照射はちょっと無理なんですが…

(クリックで動画リンクです)
まあNVで増幅しているので,実際の照度はたいしたことないんでしょうけどね。肉眼ではまったく見えないのでなんか不思議な感じです。フラッシュライト+IRフィルタの組み合わせだとどうしても光量が小さい(赤外線以外のエネルギーを全部遮断してる訳ですから)ので,こういう風に遠くを照らせるとなるとIR LEDかIR LDの独壇場という感じですね。

ちなみに「AN/PEQ-15」とかの名称は"JETDS"(陸海軍共通命名システム)という,軍用規格で定められています。AN/システムというやつですね。

軍用品の電子装置におおむねつけられるコードで,AN/ではじまっています。AN/以降の
1文字目:設置場所(使うところ)
2文字目:種類
3文字目:目的
最後の番号:モデル番号(番号が大きいほど新しい)
みたいな感じです。

このコード自体は1943年には採用されています。以前このブログでも紹介した,M3カービン用のM3スナイパースコープ

こいつは1950年くらいの採用なのになんでAN/システム使ってないの,という話になるんですが,規格と軍の承認はまた別物ということですね。AN/システムの米軍での承認は57年なんです。

AN/PEQ-15ならば
P:設置場所>携帯型
E:種類>レーザー
Q:目的>特殊目的・複合目的
15:15番目
です。電動ガンでM4RISを買った方なら誰もが知ってるAN/PAQ-4は,Aが"赤外線"を示すコードです。なんでPEQとは別系統のナンバリングなんですね。ナイトビジョンも,サーマルビジョンなどはPAS(PVSはスターライトスコープ型が主)でナンバリングされてます。

PAC-4とPEQ-2はやっぱり用途が違うようで,単純な赤外線レーザーサイト(照準装置)だったPAC-4は5mWの赤外線レーザーを使っていますが,PEQ-2はレーザーイルミネーターと通常のレーザーサイトにしてはかなり強力なHiモード(50mW)を備えていて,目標指示に使えるようになっています。逆にいうと,PAQ-4で目標指示するのは難しいです。漫画とか描く人はこのあたり注意した方がいいのかもしれませんなー

ただ,「PAQ-XX」なら鉄砲用の照準装置かというとそうではないです。PAQ-1とかコレです。

ビームライフルかよ!?という感じですが,実際こんなのでした。レイセオン社製で,ヘリコプターや航空機の目標指示用です。要するに今のPEQ-2や15のような役割を担うものが,PAQ-1だった訳ですね。1981年から運用されていたようです。私の生まれた年だなあ・・・。  


Posted by EXCEL  at 00:02Comments(2)装備品