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Posted by ミリタリーブログ  at 

2009年10月05日

赤外線暗視装置


 HDD漁ってたら大学の頃のすんごい古い絵が出てきた('A`) 恥ずかしいけどネタないし貼っちゃう!ガリルARMはFTCの持ってますがバイポッドホルダーが亜鉛製でとてもコーラの栓抜きに使えそうにありません('A`)

 ちなみに大学・大学院時代の漫研は、私が居た頃は

大学の池でグレナダ侵攻的な事をやってみたり


文化祭で夜の校舎を(勝手に)貸しきってサバイバーショット大会を開催したり(※ブレンガンのマガジン内部にサバイバーショットのユニットを搭載し、発光部をバレル下にマウントして、トリガー連動で発射するように改造してあります。構内で振り回す重さじゃありませんでした。汗だく。)

 ろくでもない事しかしないマジキチ部として存在していましたが、なんか今は割りと真面目に絵を描く部活に成り上がったそうです。嬉しいようなちょっと残念なような。部に居た頃真面目に絵描けーって言ってたヤツに限って、殆ど絵描かなくなってるよね…本当に描くヤツは言わなくても描くからね…。

閑話休題。

 さて、今回は所謂ミリブロガーから楽勝で無視されそうなネタです(笑)新しいナイトビジョンが届いたよ!

 コンテナでけぇ!これがたった一つの個人装備のコンテナとはとても思えません。


 という訳で到着したのはこれです。装備名称を「Sniper Scope Infrared Set No1, 20000Volts」(通称M3スナイパースコープ)と言います。米軍極初期の個人携行用赤外線暗視装置システムです。


 転載失礼します。元祖は旧ドイツ軍が大戦末期に実戦投入したZG1229"ヴァンパイア"ナイトビジョンになるようです。

 大戦末期のドイツ軍は夜間行動が多くなり各種ナイトビジョンを開発して実戦投入しました。スコープ上部に肉眼では見えない赤外線サーチライトを搭載し、この反射光の強弱をグリーンの蛍光の強弱に変換しています。

 ただ、「ヴァンパイアがM3スナイパースコープのベースになった論」は単なる機器構成から判断した風評の可能性もあります。この手合いのエピソードって知ったかぶりして軽々しく語ると赤っ恥かくことも多々あります。ちょっと前まで「AK47はMP44のコピーだ」なんて論がまことしやかに語られていましたし…。


 こいつが取り付けられていたM3カービンの生産数は2100丁程度だそうです。これはFG42初期型の生産数と同程度ですね。赤外線暗視装置本体はおよそ20000セット製造されたようです。PVS-14とかの生産数と比較すると桁が2つほど少ないですが、当時はそれくらい特別な装備だったんでしょうね。朝鮮戦争で実戦投入されました。


 1951年製のプレートがついてます。朝鮮戦争の真っ最中ですな。

 ドイツ軍の使用例もありますし、北朝鮮の歩兵や人民解放軍の義勇兵の当時の歩兵用装備を考えると大活躍しそうですが、実際には全体で14kg以上と重たすぎることもあって、相当しんどかったでしょうね。でも結局60年ちょいくらいまで配備され続けました。 まあ実際郵便局のおっちゃんがドア開けた瞬間「すっごい重いよコレ…!」って訴えてました。重いと思いますよ…トイテックのミニガンと重量大して変わらないし…。




 コンテナはスコープ本体、バッテリー、昇圧回路などなど。今回入手したのは欠品有りで、ゴム引きのキャリアケースや、レティクルプロジェクター(※このモデルはレティクルを対物レンズ側に外付けして投影しています)などがないのです。無念。特にキャリングバッグ欲しかったなあ。アレがあれば朝鮮戦争コスプレとかが出来るのに・・・(´・ω・`)


 6V、24Ahの巨大バッテリーはタグ付新品ですが、未使用のまま干ばつ状態になってます/(^o^)\ナンテコッタ
 まあ時代を考えると当然ですか・・・。 中身以外のコンディションは素晴らしいです。


 こっちがコンデンサーユニット。6Vのバッテリーを20000Vに昇圧しています。


 かなり重量があるので、スイッチ兼用のバーチカル・フォアグリップが付属します。おお、なんか近代カービンみたいです・・・。ミリブロではM4カービンはもう大人気というか話題の中心くらいの勢いなんですが、前身に当たる(といっても全く関係性はなくて、型番上の一つ前ってだけですが…)M3カービンはかなり空気状態なんですよね。そんな訳でM3カービンがM3カービンたる装備のM3スナイパースコープを掲載してみました。


 ちなみにこのSniper Scope Infraredの後に、M14ライフルが採用されるようになるとAN/PAS-4ウェポンサイトというアクティブ式赤外線暗視装置が登場します。ここでようやく「P○S-XX」の個人装備型番が登場する訳ですね。ただし、64年には第一世代のスターライトスコープ(微光増幅式暗視装置)が登場して、順次交換されていきます。

 スターライトスコープは「PVS-XX」の型番が与えられて、赤外線暗視装置の「PAS-XX」はあんましなかったのですが、最近はサーマルビジョン(遠赤外線暗視装置)が発達して個人装備レベルまで小型化されたので、「PAS-13」などのサーマルビジョンとして、呼称が復活してます。型式は同様ですが原理から技術レベルから、何から何まで別物です。

 しかしまあ、これって10kg近い電池背負って視界は最大125m、稼働時間も20時間程度(かな?タグを見ると)ですが、今のPVS-14なら単三電池1本か2本で最大視認距離は月か星の明かりがあれば地平線まで、稼働時間40時間以上ですからねえ。アメリカの戦争にかける情熱は凄いなあと思った次第です。

 さて、これで私の手元に アクティブ式、Gen1、Gen1・3ステージ管、Gen3、サーマルビジョンがそろいましたよっ(・∀・ 眼鏡っ娘本のネタは大体そろったかな。

 あとは第二世代スターライトスコープだよなー、はあ…多摩川の女神様とかなんでもいいからPVS-4か1PN-58くれないかな…。  


Posted by EXCEL  at 00:01Comments(5)ナイトビジョン