縞ぱんつぁー

AN/PVS-5Cが届きました。米軍仕様の形のやつです（´ワ｀

　今回入手したPVS-5CはMX-9916/UV管が入っている第二世代の暗視装置です。（PVS-5Dだと第三世代だそうな）所謂普通の人の「暗視装置！」って感じの形で、ゴーグルタイプになっています。
　　
　1980年の早くに作られて、なんだかんだで20年くらい使われたいたみたいです。自衛隊だとV3っていう微妙にコレジャナイ感のする形のが現役です('A｀) 　　自衛隊のはPVS-5というよりはSU-50（PVS-5の前身になったNVD、ベトナム戦争の頃）に似ている、という気もします。

　PVS-5って7や14みたいにピンとくる写真がいまいちないのですが、聞いた所だと海兵隊か、特殊部隊での使用例が多いみたいですね。湾岸戦争などでも使用されてたみたいで、当時既にPVS-7は存在してますがツインチューブでないと遠近感がないので乗り物の運転や本格的な夜間戦闘には向かないということで、PVS-5が使用されていました。

　暗視装置すきな人は一度はツインチューブに憧れるのですよね（゜∀゜　ちゃきちゃきの現用装備だとAVS-9とかPVS-15、18、21とかのツインチューブがいっぱいあるのですが、AVS-9なんか新品の米国内価格が1万ドルくらい（…）するのでかなり厳しいです。PVS-5は時代的に比較的つぶしが利く上に、割とリーズナブルな価格で買えるツインチューブの眼鏡っ娘アイテムとして現実的です。

　今回は付属品が割りと充実していたのがうれしかったです、ただレンズがちょっと曇っちゃってるのが無念ですなー、レンズ磨いてくれる業者とかないのかな…。対物レンズ外すのかなり大変ですが。


　裏側があまりにも配線むき出しでビビりますが…でも以前イベントで初期のPVS-14のバッテリーハウジングジャンクを買ったのですが

　まあこんなもんです。ていうかホットボンDoooooo!　アメリカ人は肉ばっかり食っているから…（関係ない）一応名誉のために言っておきますが、新型のPVS-14Aとかだとかなりスマートな作りの基盤ですよ。


　で、今回更にサプライズとして、先日千葉にサバイバルゲームをしにいった際に知人の方からこのPVS-5Cゲットに合わせてPVS-5のジャンクパーツをもらってしまったのでした。ありがとうございますっ！片方の増幅管はまだ生きているので、今度増幅管性能比較をすることになってます。

　ほんとに有難いのが細かな金具類のスペアが入手できたことです。

特にここの蝶ネジ、

　これはこっちのも欲しかったんですよね（両方あるみたいですが）、重ね重ねありがとうございますｗ　細かなネタはまた追って書きます～。　

　頂いたパーツを見るとバッテリーケースが左右で繋がって横向きになっているタイプなので日本ではよく「イスラエル仕様」とか言われる奴ですかね、この辺りのモデル遷移の資料として、以前こんな本を買いました。

　Jane'sのナイトビジョン年鑑です。98-99年版。タイトル通り個人用に限らず、艦載、車載、ミサイルシーカーなど電子光学システム全般を広範に掲載した本です。で、これにPVS-5やそのクローンも載っているのですが、ハウジングで単純に「～～国仕様」と断定できるものでもないようで難しそうです。

　余談ですが掲載されてる火器が時々凄い気が狂っててかっこいいんですよね…

　この辺りとか。特にPVS-4をストックの上に付けたMG3とか素晴らしいです。この倒錯感。P90にも暗視装置タンデムしてますが、あのダットサイトってNV用あるんですかねえ。

　仕様感やGEN1,GEN3との比較はまた折を見て掲載したいと思います。頂いたPVS-5増幅管との違いも。PVS-5くらいの時代のGEN2とGEN3と比べると、解像度の違いを改めて痛感しますね。蛍光体の材質が違うため、PVS-5の方が若干青味がかった緑に見えるのも印象的です。また、ホロサイトのNVモードは第三世代でないと見ることは出来ないという誤解がありますが、実際試したら全然見えました。というかGEN2とGEN3のシステムゲインはそうそう大きな違いはありません。（感応する光の帯域や分解能はかなり違いますけどね）

　しかし初期のナイトストーカーズはこれ使ってヘリ操縦してたみたいですが、ほんとにありえません。というか計器は全く見なかったんでしょうか…NVのレンズは総じて被写界深度の関係でピント合わせるのが大変ですし。
　知人に見せてもらった80年代のナイトストーカーズの装備がえらいカッコイイのでやりたいのですが、ベストが無いなあ・・・むう。